ワイドトーとは、シューズのつま先部分に十分な横幅を持たせた設計のことです。足指が窮屈に押し込まれず、自然に広がり、動くことができる状態をつくります。
指の自由は、足の機能を取り戻すための機構
NEULOは、足指が動くことを大切に考えています。指の一本一本が地面を捉え、踏ん張り、推進する。指の自由は単なる快適さの話ではなく、足が本来の働きを取り戻すために必要な機構だと捉えています。現代の多くのシューズは、つま先が反り上がった「トースプリング」によって、シューズがソールと一体となって「転がる」ことで前への推進力を得る設計が主流です。NEULOは、趾(あしゆび)を存分に使って歩けるシューズを提供します。
広いだけのシューズは、むしろ指を傷つける
ただし、ワイドトーのシューズには気をつけたい点もあります。
前足部の広さだけを追うと、シューズは安定を失いかねません。中足部やかかとまで緩ければ、単に全体がグラグラと緩いだけのシューズになってしまいます。中足部やヒール部までグラつくと、足はシューズの中で前後に滑り、歩くたびにつま先が前壁にぶつかる。「指が自由」というより、むしろ「指が当たる」状態になってしまいます。皮肉なことに、ワイドトーが本来意図したものとは正反対の状態が生まれるのです。
フィッティングの要は、前ではなく後ろにある
フィッティングの要は、前足部ではなく後ろにあります。
NEULOは、ヒール周りと中足部のフィット感にこだわって開発しました。日本の職人が開発したラスト(木型)をベースに、アッパー素材のフィット性にもこだわり、履いた瞬間に踵と一体となって足が動かせる感覚を目指し、何度も修正と改良を重ねています。これにより、足全体はグラつかず、指はしっかり動かせるという状態を実現しています。
履き方ひとつで、シューズは別物になる
シューズは、踵(かかと)と中足部、とりわけ踵でフィットさせることが重要です。履くときは、足を入れ、つま先を軽く立てて、踵でとんとんと地面を軽く叩く。かかとを後ろの壁にぴたりと収めた状態で、そこから前へ向かって紐を締めていく。この順序を守るだけで、シューズはまったく別物になります。
指の解放は、かかとから始まる
ワイドトーは、ただ広ければよいというものではありません。ヒールが固まってこそ、初めて指が自由になる。足指の解放は、かかとから始まるとNEULOは考えています。
