はじめまして、NEULOの稲葉です。 これからこのジャーナルで、思わず靴を履いて外に飛び出したくなるような、お散歩ルートやスポットをご紹介します。 読んでいただきながら、「こんな場所があったんだ!」「ちょっと歩いてみようかな」と感じていただけたら嬉しいです。
第1回目となる今回、ご紹介するのは、東京都葛飾区にある「都立水元公園」。 都内最大規模を誇る、美しい水辺の景観が広がる公園です。 都会の喧騒を忘れ、まるで海外の田園風景に迷い込んだかのような大自然のなかを歩お散歩ルートをご紹介します。
・水元公園までのアクセス:
JR常磐線(東京メトロ千代田線乗入)「金町」・京成金町線「京成金町」から京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)「水元公園」下車 徒歩7分
※3月から11月の土日祝日は、午前9時から午後4時40分まで金町駅発着で公園沿いを走る循環バスが運行されています。
・散歩時間(目安):30分ほど
澄んだ青と、溢れる緑。水辺で心をリセットする 東京の北東部、葛飾区にある水元公園。今回は電車とバスを使って、行ってみました。 公園に一歩足を踏み入れてまず目にするのは、「小合溜(こあいため)」と呼ばれる広大な池。今から300年ほど前、1729年に徳川八代将軍・吉宗の命で、古利根川(現在の中川)の氾濫を防ぐための治水工事が行われました。その際、対岸の埼玉県三郷市側との間に川を堰き止めたため、細長い巨大な溜池が誕生しました。これが「小合溜」です。
そしてこの溜池は、周辺の広大な水田へ農業用水を供給する重要な「水の元(源)」であったことから、「水元」という地名が生まれました。 人々の生活を支える重要な水の供給源だった、小合溜。 水面を渡る風を感じながら、早速歩きはじめます。
ここは、多くの野鳥たちが羽を休める場所でもあります。 カモやカワセミなど、季節ごとに変わる鳥たちの姿を探しながら歩くのも、楽しみのひとつ。歩きながら、のびのびと暮らす鳥たちの姿を見ていると、いつの間にか心が開放されていくのがわかります。
ちなみに公園内には「バードサンクチュアリ」というエリアもあり、観察窓からそっと野鳥たちの営みを覗くこともできます。
足裏で感じる、柔らかい自然の大地
水辺から少し離れ、木々の間へ入ってみます。
どこからか漂う木や葉の香り。深呼吸しながら歩くと、鳥の声が聞こえてきました。 風に揺れる木々の音も加わって、自然の音が重なっていきます。
そして意識も、徐々に「歩くこと」へと集中していきます。 アスファルトの硬い道から、草の生い茂る柔らかな地面へと足を進めます。
一歩踏み出すごとに伝わる土の感触に、いつもより自分の足裏の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じます。 呼吸を深くして、一歩一歩を丁寧に踏みしめる。そして、今この瞬間に意識を向けながら歩く。 ただそれだけで、頭のなかの考え事が少しずつ消えていくのを感じられるはずです。
空を仰ぐ、メタセコイアの森。
さらに奥へ進むと、私にとって一番のおすすめスポットである「メタセコイアの森」が現れます。 メタセコイアとは、ヒノキ科に属する針葉樹です。 成長すると樹高が25m~30m、なんと10階建てのマンションほどの高さになる高木です。
水元公園では都立公園の中でも最大規模となる約1,800本ものメタセコイアが整然と立ち並んでいます。まるで日本ではないような、北欧の針葉樹林を思わせる幻想的な雰囲気が漂っています。
空に向かって真っ直ぐに伸びる巨木たち。 メタセコイアの森が強い日光を遮ってくれるのでその下は比較的涼しく、まるで大自然に包まれているような心地よさを覚えます。
心地よいそよ風を感じて歩いていくと、心も体もさっぱりとした気持ちになります。 集中して歩いたあと、メタセコイアの森にあるテーブルとベンチに腰掛けて、ゆっくりと思考を整理してみるのも良いかもしれません。
生命力にあふれた植物のエネルギーを体いっぱいに浴びる時間は、心と体への最高のご褒美となるはずです。 遠出をしなくても、都内でこんなに豊かな時間を過ごせる場所があります。
ぜひ、あなただけの心地よい一歩を見つけに行きませんか。 次のおすすめスポットも、どうぞお楽しみに!
都立水元公園
住所
〒125-0034 東京都葛飾区水元公園
交通アクセス ・JR常磐線(東京メトロ千代田線乗入)「金町」・京成金町線「京成金町」から京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)「水元公園」下車 徒歩7分
※3月から11月の土日祝日は、午前9時から午後4時40分まで金町駅発着で公園沿いを走る循環バスが運行されています。
・駐車場(有料)
開園日
常時開園
※サービスセンター及び各施設は年末年始休業となります。
※営業時間等はサービスセンターへお問い合わせ下さい。
入園料
無料(一部有料施設あり)